昨日、ピーを松江塾に車で送った後、ドラッグストアに寄った。
ウェルシアやセイムスではなく💦いつもよく行くドラッグストア。
店内が広い。
お菓子売り場で買い物をしていると、
女の子3姉妹を連れたお母さんがいた。
上のお姉ちゃん二人は小学校中学年と低学年くらい。
ピッタリとお母さんのそばを離れず、
一緒に買う商品についてあれこれ話すお年頃。
そこに1〜2才位の女の子がちょこちょこ3人の周りを付かず離れず歩いていた。
「Tちゃん」と呼ばれ、常に笑顔でお姉ちゃんとお母さんを追いかける姿が、
かわいい😭✨
Tちゃんはお母さん達の半径5m圏内で好き放題歩いていた。
Tちゃんの姿が見えなくなる度に、商品を見ていたお母さんは、
「あれ、Tちゃんは?Tちゃん!」と呼ぶ。
その「Tちゃん」の呼び声によくあるママの「怒り💢」や「キレた声」は微塵もなかった。
「焦り」「切羽詰まった感」すらなかった。
おそらくTちゃんが「その辺」にいる事を確信しているのだ。
その「Tちゃん」の呼び声に、私が感じ取った情報は、以下だった。
Tちゃん可愛いね、Tちゃん愛してるよ、Tちゃん大丈夫、ママのTちゃん、Tちゃん大好きだよ
名前を呼ぶだけでもこんなにも沢山の情報を込められるんだ。
初めにTちゃんの笑顔を見た瞬間に、愛情いっぱいの家族だな、とは感じたのだけど。
実際にTちゃんは色々な商品をお母さんの真似をして手に取るのだけど、
お母さんに「Tちゃん」と呼ばれるたびに、商品を元に戻し半径5mの範囲内でチョコチョコ好奇心を満たしている。
Tちゃんは3番目なんだ。お母さんもお姉ちゃんに手がかかる事があって、
中々Tちゃん一人を見る、という訳にもいかないのかもしれない。
でもTちゃんのあの笑顔を見る限り、どれだけTちゃんがすばらしい愛情に包まれているのかが分かったんだ。そしてその謎もわかった。子供の名前を呼ぶ声色や呼び方、優しさ、そう言ったものでお母さんはTちゃんに沢山の情報を届けていたんだ。
ここで小学生時代のニーとピーの昔話が蘇る。
ニーは買い物中、あのお姉ちゃん達のように私に寄り添うように歩いていたが、
ピーはスーパーを運動場とでも勘違いしているのか、いつの間にかどこかに行ってしまう。
半径5mなんてものではなかった。しかも適度にランニング。
唯一ピーの中にあった倫理は、せめて店外には行かない、それだけだった(それだけでもまだ助かっていたが💦)
「ピー💢!!!」
よく言ったものだ。しかしそこにどんな情報が詰まっていただろう。
Tちゃんと家族を見て反省する。
ピーの好奇心は壮大だったのだ。
ピーはそれでも半径50mはキープしていたのだ。
ピーはそれでも周りを見てダッシュまではしない気遣いは持ち合わせていたのだ。
ピーはそれでも店外には出ない倫理は持っていたのだ。
もう少し優しくできる心の遊びも余力もあったはず。
まだ間に合う。
Tちゃんのお母さんを見習いたい。