昨日の親単科は、M大学に通う女子大生、Yさん✨✨
恥じらいのある笑顔がとても素敵な可愛い女性だ。
波瀾万丈とも言えるYさんの思春期、高校、大学受験期にズームインして、Yさんの人生を準えて行った。
中学・高校で時折起こる、「学校に行くのがしんどくなる」現象。
Yさんに限らず多くの生徒が不登校を経験している。
私の昔からママ友さんの娘さんでとても勉強ができ、全国レベルでとても高いと言われる高校に進学した女の子がいる。その後彼女は不登校になり中退となってしまった。
彼女が不登校になる前からもっと彼女やママの悩みを聞いたりできなかったかと悔いた。
小さい頃からとても利発な子だった。なぜ学校に行けなくなってしまったのだろう。
一つは周りの環境の問題が大きいのかな、と思う。
例えば都心から地方に転校する場合、地元特有のしがらみのようなものがある。
そういう場合女子グループでよく「うちらは…」という話し方をするような同調圧力などがある。
一つの教室内で弱肉強食とも取れるヒエラルキー的な人間関係の中に長時間身を置く事は、酷な事なのではないか、と仮定してみた。
都心では個人を尊重する気風があったとしても、地方では地元特有のノリがあり、子供がついていけないパターンがある。
同じ市内でも地域によってカラーが違う。
教育レベルの高いご家庭の考え方とは子供同士でも価値観においてもとマッチしないパターンも多くあるのではないかと思った。
一部の教育者からは「不登校になったら、赤飯を炊いてお祝いせよ。」という言われ方をされるような考え方もある。
今まで無意識で通っていた学校というものから、より強い意識を持つ自我とういうものへの目覚めや周りとの関係、価値観の違いを知り、自分という存在のあり方、見られ方を検討し始めること自体を成長過程に必要な一つのあり方とする考え方だ。
不登校の理由も一位が「無気力」ではあるが、私は結局は何かしらの人間関係でのきっかけがあるのではないかと睨んでいる。
様々な生徒40人を同じ教室という空間に長時間、生活を共にし、メンタル強な子なら自分が快適に過ごせるように周りの環境を自分流に変えながらもその環境に慣れ親しむのだろうが、全ての子がそういう訳には行くはずもないかと思う。
「みんなよく周りと仲良くするいい子の自分を演じているよなー。」
「よくあの子らと仲良くできるよなー。」
「なんでみんな普通に馴染めるんだろう??」
不登校に陥る子は自分はこの学校という「舞台」でわざわざ端役を演じている自分に嫌気がさす。「舞台」に無意識でノリノリで演じている子を不思議に思い始める。結局「舞台」の存在に気づいてしまったその子は「舞台」を降りる。降りざるを得なくなる。これが不登校の過程ではないだろうか?と検討してみた。
よくみんな飽きずに演じてるよなー。成績のため?進学のため?自分には無理だ。。
おそらく「無理だ🌀」になった時、その子は脳内で多くの情報処理をして疲弊しているのではないかと思った。
A子はこういう子で、こういう癖がある。ちょっと待って!私が今B子と話していたらC子がよく思わないじゃん!とか🌀D子の軍団にいるとE子とF子に「イキがってる」と思われる!とか。。特に女子はその辺りの関係の解像度が高く、自分の見せ方価値観=周りの評価になっていくんだ。
半端ない脳内処理量!!
そりゃ、家に帰ったらスマホで動画視聴やゲームして現実逃避をしたくなるよね💦
そんな時、お母さんに「勉強は?」とか冷たい言葉をかけられたら確かに辛いだろうなとも想像する。
ただ私は周りの環境は成長に応じてYさんのようにちょっとずつ変わっていくものだと思うんだ。
その状況は、永遠ではない。
高3にもなれば、自分の進路や希望に向けて、人間関係にばかり向かっていた意識が徐々に自分自身の進路に変わっていくのだろうし、より自由な大学生活に向けて、本当に自分自身が出せる場所が得られるのではないかと思った。
そんな中で人間関係に揉まれてその痛みを知り、自分自身とのやりとりを続けてきたYさんは「独自の居心地の良さ」を開拓できるスキルを持っているかと思う。
Yさんの経験は絶対無駄ではなく、今後の人生に必ず生きてくるように思った。
これからもYさんを応援したい📣✨