中2高2松江塾【初代公認】ママブロガーレモネードの徒然記

松江塾中2男子・松江塾卒高2男子のママ、レモネードです。日々の記録や思ったこと感じたことを徒然記していきます。

【親単科41 横幕先生登場!】徹底的な基礎・ミニマル志向が、人をおのずと能動的にさせる件について

こんばんは⭐️レモネードです。

 

先日の親単科はリアタイでお伺いをさせて頂いたのですが、

横幕先生の声部分が聞き取りづらかったので、改めて動画を見直しました。

 

貴重なお話でした🥲

 

何点か気になった点を取り上げてみる。

現在、有り余るほど沢山の参考書・ワークが出版されている。

現代病であるメタボの如く、参考書自体も溢れかえり、その参考書に纏わる言説も情報過多状態になっている。

 

ここで我らがクマ先生は、

・必要条件ー最低条件(月収30万は生活する為に必要、といった最低条件)

・十分条件ー上限がない(月収1000万で生活するなど上限がない状態)

 

の2種類に分け、現在の学生が参考書を取り扱う状況において上記の混同が起きているとの考察をされた。

 

そして情報過多な現代だからこそ、必要な参考書を徹底的に絞る事、本当に必要な古本のみで勉学に励む大正時代の苦学生の如く必要(最低)条件のみで勉強をする事の可能性についての言及がされた。

 

 

私は上記の戦略が、ある程度の多くの人間において、生理的な観点から「能動的に動く・働く」要素が含まれているのではないかと思ったんだ。

 

スマホを持つ事で情報過多になった若者が、自意識が高くなり過ぎている現象に相反して、スマホを持たずに、本のみの情報で生きている学生の方が、生き生きと自分流の価値観を持っていることにも通じるものではないかと。

 

参考書やワーク(ここぞというもの<白チャートや肘井シリーズやオールインワンなど>)を本当に必要なもののみを徹底的に肉体化するまで反復する事で、必要な学力が能動的に身につくという考え方だ。

 

そこでもう一点大事な事は、白チャートやオールインワン、肘井シリーズに代表されるように、

基礎の徹底がある。

 

 

①基礎のみの参考書・ワークを選定する。

②必要最低限の参考書・ワークに絞る。

 

 

クマ先生が推奨している事は上記の点のみだ。

 

しかし情報過多社会の渦中にいる私達は、実は上記の事をそう簡単にはできない状況にある。

 

もちろんある程度の進学校(高校)にいれば、学校から配布される参考書・ワークに準拠せざるを得なかったり、

青チャや応用問題をやった方が手応えを感じたり、

YouTubeなどの動画配信や塾情報から得た参考書・ワークが輝かしく見えたりする為だ。

 

それに勉強ワークを上記の基礎的なものに絞る事自体、思ったよりも勇気のいる事なのである!(清水寺から飛び降りるレベルだ!)

 

 

ここでもう一度、「基礎とは何か?」について立ち返りたい。

なぜ肉体化レベルにまで反復し、自分自身の血肉と化した基礎の徹底がここまでの魔力を秘めているのか!?

 

その問題を解き明かしたい欲望に駆られた。

 

基礎とは、以前にも記事で書いた事があるが、汎用性の高いものだ。

英語の基礎は、アルファべット(A〜Z)になる。

松江塾では、アルファべット(A〜Z)+フォニックスになる。

その記号を用いて何を作るのか?どんな文章を作るのか?という最も最小元素のようなものだ。

 

ここと次の段階(語順・be動詞と一般動詞〜疑問詞)位が基礎になる。

なぜ簡単にも思われる基礎の徹底が功を奏するのだろうか?

個人的に何点か考えてみた。

 

①基礎は各教科の構造に最も近いから

英語なら英語の構造部分に、数学なら数学の構造部分に、国語なら国語の構造部分に近いからではないだろうか?細部を学ぶ事で全体的な概説ー根幹(定義)を学んでいる、という事になる。

 

②基礎の持つ汎用性が自然と肉体化しやすいから

基礎は大方理解しやすいものであるので、それを徹底する事でそれぞれを各記号として、自分の脳内に慣習化する事が可能であるものだからではないだろうか?

 

基礎の持つ汎用性が、応用問題等を解く際にツール化しやすいから

脳内に慣習化された基礎の力が他の応用問題を解く際に自動的に総動員されアプリケーション化される数値が高いのではないかと考えてみた。自力の力で扱いやすい学びであるという考え方だ。

 

 

適当に3点考えてみたが、まだ全く未解明だ💦

 

ただ、今回のお話で、白チャのみに絞るあるいはオールインワンのみに絞るという荒治療で、今まで勉強ができなかった学生に「この教科は簡単だ」と思わせたり、共通テスト5割の正答率が7割まで上がったり、元々学力の高い層がトップ層まで上がったり、すごい力を持っている事は事実だ。

 

という事は、

特殊なものではなく、ある程度の万人に共通する何かがある!という事は確かな事だと思う。

 

そしてもう一点大事な事は、

参考書を絞りそれのみの基礎を徹底する事が、その学習者本人を受動的→能動的に変える力を持っているという事だ。

上記の部分がモチベーションにおいても一番重要である、と思った。

だからこそ現在勉強の仕方に悩んでいて、新たな勉強法を欲している生徒程効果があると、くま先生はおっしゃっていた。(逆を言えば自分の勉強法に満ち足りている生徒に上記のやり方を無理に従わせる必要は元々ないものだ。)

 

以上、今回の親単科の考察でした。

 

基礎徹底の力について、「こうではないか?」というご意見がありましたら、コメント欄によろしくお願いします🙇‍♂️✨