中2高2松江塾【初代公認】ママブロガーレモネードの徒然記

松江塾中2男子・松江塾卒高2男子のママ、レモネードです。日々の記録や思ったこと感じたことを徒然記していきます。

【採点者の視点】ニュータイプについて

こんにちは☀️レモネードです。

今日は、暖かい天気ですね!

午前中は買い物でスーパー3店梯子してしまいました💦

 

ムラが英検3級合格しました㊗️✨

満点合格までは遠く全然至らなかったのですが、そこそこ余裕のあるスコアでした。

 

新中2のレベル感についていければいいのですが💦本人曰く今の所は問題なく楽しく授業ができていると。ペナテストも何とかやれていると。(ホントかなー💦!?)

モンペさんではないけれどおそらく塾でのムラと私の前でのムラは違うと思う。

親の私もそんなムラの様子を観察していこうと思います。

 

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 

先々日の親単科(地頭論)と先日の親単科をお伺いし、まさにその世代(新高2)のニーについて最近交わした会話を思い出した。

横幕先生のアドバイスで赤本から広がった親子のコミュニケーション。

lemonade-blog.online

 

ニーが文系志望だった事からたまたま入試問題、特にニーが苦手な読解問題に自分が学生時代に学んだ芸術や哲学が出題されるというシチュエーション。

 

ニーに至っては、それ以前にまず共通テストをクリアしなければその受験資格のチケットすら手に入らない。

 

ただ、この問題の【採点者の視点なるもの】をもう少し掘り下げて考えてみたくなった。

 

テストというものは、入試も含めて必ずその問題を作る人が存在する。

 

◯大(難しい💧国立大学)の入試問題を見て、ある種の「気合」を感じた。

 

相当「ふるい」にかけてるな、とワクワクしたんだ✨✨

 

例えるなら、、

有名な高級割烹料理屋の板前職人が、弟子を雇う時に料理を作らせ、その様子をみて、出来上がった和食の味を確かめるような、「美味しんぼ」みたいなレベルだ!!!(どんなレベルだ💦!?)

 

まず、「説明せよ。」で分かる通り

<難解な哲学論・文学論・芸術論・政治論の混合する教養溢れる文章>

問一 傍線部(1)はどういうことか、説明せよ。

問二 傍線部(2)のように筆者が言うのはなぜか、説明せよ。

問三 傍線部(3)のように筆者が言うのはなぜか、説明せよ。

問四 傍線部(4)のように筆者がここで言う「教養」とはどのようなものか、説明せよ。

問五 傍線部(5)はどういうことか、本文全体を踏まえて説明せよ。

 

これを採点する側の立場になってみる。

合格基準が、採点者の采配にものすごくかかっている。

もちろん、何点かの合格例や基準はあるかと思うが、独特すぎる受験生の文章をも受け入れる素養も必要だ。

一人一人の生徒の答案にかける採点時間も手間も労力も半端ない点に注目してほしい。

 

普通のテストとは訳が違うと思った点は、問1〜問5を通して一貫して自分の考えや主張を貫いていなければならない、という事は、自分の説で、採点者を説き伏せる必要がある。

 

おそらく、採点者はさまざまな感想を持つ事だろう。

「こいつ、結構骨があるやつだな。」

「なるほど、そう持ってきたか。」

「論理が破綻していて、意味がわからない🌀」

「冗長だ。(きっぱり)」

「結局何が言いたいんだ。君は。」

「独特だな〜〜😅」

 

これは、もはや芸大の入試に近い。

独自の説を主張して、ただ論破するだけではなく、パフォーマンスやプレゼン力も試される。

 

でもそれだけではないと思ったんだ。

採点の基準というものはどういうものか考えた時に、遠い昔の記憶が蘇ってきた。

 

大学時代に美術評論家の先生と共に哲学サークルで一緒だった仲間達。現代思想を読み漁っている仲間たちの間でちょっとした呼び名の事を思い出した。

 

あいつ、ニュータイプだね🪐✨

 

「そうだね」「ニュータイプだ。」

うっすらと蘇った記憶。

 

ニュータイプと言えば、、、

 

ガンダムだ(時代💦!!!)

 

ja.wikipedia.org

 

私自身は人に対してそんなある種のオタク用語(?)は使った事はなかったが、当時としては多分超能力者という意味ではなく、現代思想や哲学史などをある程度理解が高く、その文脈に則っていながら新たな視点を持っている若者や後輩、若年者に向けて発せられた言葉のように感じていた。

 

そのニュータイプが地頭論で真島先生がおっしゃっていた「ついてくる感覚の子」とピッタリと合致した。

 

ただちょっと話した時に、打てば響く鼓のように返答だけでなく、新たな視点を持った期待されるような後輩に使っていた気がする。

あとは言語把握能力(左脳)と空間把握能力(右脳)が交差するような第6感(!)のようなものを持っている感覚も。

ただWIKIにも掲載されていた通り、この言葉は選民思想に結びつく部分も大きいし、個人的にはどうだろう?と思っている。

 

またこのニュータイプは、各専門分野におそらく存在し、この思想系のニュータイプが理系の講義室に行ったって、それほど文脈に乗っかれないだろうし、数学には数学のニュータイプがいるのだろう。故に一概には地頭論に落とし込めない。

 

ただ私はこの入試問題を見て、直感した。

 

採点者は、ニュータイプをかぎ分けている!と。

 

こいつ、やれるかな?どうかな?これは新しい。面白そうだ。入学してみたら伸びるかもな。あっちの研究室に合いそうだな。

 

企業の最終選考ではないが、おそらく

入学後の事まで見通している!!

 

でなきゃ、こんなに採点に手間暇かけた問題作らないと思ったんよ💦

ワンチャンの割合で当たったりするマークシート入試の悉く対極に位置する、

自分の文字で自分の文章を思うままに刻み込むウルトラ面倒臭い系の入試形態だ。

 

では、ニュータイプとは何なのか?

本当に超能力か?電波か何かを出しているのか?

 

それ以上はわからないのだが💦

私の感覚では、仲間内でニュータイプと言われていた学生に関しての印象だけを言えば、

 

見た目は若干チャラくても、メンタル面は大変真面目で、メンタル面においてはチャラい要素は0.1%にも満たなかった。

 

と記憶している。