こんばんは⭐️レモネードです。
あらいくまたんちゃんがオススメしてくれた映画
「ブルーピリオド」
やっとアマプラでレンタルできるようになったことに気がついた元旦。
チャーの親戚さん達が集まるまでまだまだ時間がある!との事で、
ニー、ムラ、ママ3人で映画に没頭👀✨!
ようやく見れました〜😭✨
私の感想は、
まんま私の美大受験そのものだった、という事です。
主人公は私の高校時代の生き写し??と思えるほど全く同じ状況でした。
そして受験形態も流れも受験と共に追い込まれていく「自分とは何か?」に対する答え探しも疑問もそれを絵画で表現する葛藤も全て同じでした。
逆に驚いた。
この監督、美大受験を熟知している。予備校の先生もその周りにいる現役生の一風変わったキャラも特性も、浪人クラスに思わず入ってしまった時の衝撃も、ひょんなきっかけで画風が変わる出来事も絵だけでなく自分自身との格闘も。受験=自分探しである点も。
まだ私の頃の入試と変わってないんだ、という嬉しさと共に。
天才ライバル役の世田介くんみたいなタイプ、いましたよ。
予備校時代にも、入学後も。彼らは社会に出る時に苦労している印象でした。
またゆかちゃんみたいな子もいました!友人になったのは美大入学後かな??
美大は変人ばかりで、ゆかちゃんみたいな子は浮くこともなく普通にいるのです💦
ものすごくナイーブで、社会との葛藤に苦しんでいましたね。
でも当時の彼らこそ、現代っ子の走りかもしれない!とも感じられる面も多くあります。
私は芸大は一次で落ちてしまって、二次に進んだ子は上野動物園で動く動物を描いていましたね!
でも私も一番印象に残ったのは、割れた鏡から発想を得て、それまでの二項対立から多面性に移行する主人公が芸大の一次試験で描いた自画像です。
自画像は全ての画家の出発点でもあり、終点でもあります。
自画像をどのように捉えるかが、とても重要な採点方法になる部分は大きいですので、芸大の一次試験で自画像が出るパターンは多いかと思います。
実は自分自身の捉え方を考えるという点は既に哲学的な領域でもあります。
もちろん美術だけでなく認識を司る全ての学問の実は出発点でもあると思っています。
なので、そこに目をつけた鉄くんってとても賢いなと思います。
あの絵はゾクっとしますよね!
普通のちょっとヤンチャ系のどこにでもいる男子高校生が芸大の道を一気に進む!
それまでに経験するかれやこれや、、私の中でも今でも宝石のように輝いている反面、
自分とは何か?を探す旅は美大入学以降も永遠に続き、暗黒の闇に鎖で繋がれた牢人のようでもあります。
創作の道は経済的な問題以上にメンタル面が相当苦しいです。
でも鉄くんが目を付けた部分はアーティストだけでなく研究者としての第一歩でもあると思っています。
自分は誰よりも弱い!そんな自分だからこそ描くんだ。
凡人である自分をどこまで受け入れるか?
それは天才の条件なのかもしれませんね!
今はデザインという商業主義に逃げ(?)、創作活動から遠ざかっている自分を恥じました。
また反面、描いて発表をすれば誰でも創作はできるしアーティストになれるのです。
私も受験当時の記憶と共に現在も制作もしなければ!と身が引き締まる思いになりました。
ニーも衝撃を受けたようで、美大は考えられないのですが受験を捉え直したようです。
ムラも普通に見ていました(感想は聞けていません💦)
とても良い経験になりました。
漫画もいいですね!
あらいくまたんちゃん!ありがとう😆✨