ピー(中1)
部活(試合)のない本日は、期末テスト前のとても貴重な休日だ。
ピーに「プー❣️」といったら、逆に「BBA!」連発されて逆襲された💦
ピーは、語彙力はイマイチにも関わらず、口喧嘩上等の中々の強者なのだ。
しかも相手の痛いところを突くのも上手い。
「子供扱い」
彼はこれを最も嫌う。
逆に考えてみる。
下の子なので、いつまでも「かわいい〜✨」と思って育ててしまっていた。
しかしそこに思わぬ落とし穴があったのだ。
ピーは親の「かわいい✨」の弱みを逆手に取り、
ずいぶん親の言い分に反抗したり威嚇する形で、
自分の思い通りにやってきた。
それをも、ついかわいいからと許してしまっていた事を自覚。
今回は初めてピーを一人の男として一人の大人として「自分がやっている事は善か悪か?」という判断を巡って
グーの根も出ない程、彼を論破した。
彼は最終的に、両手を広げていかに自分が怖い存在かをアピールしようとしたが、
「そんなことをしてもダメなものはダメだ。まさか?まだ分からないのか?」
と言われ、負けを認めた彼はトボトボと勉強部屋に帰っていった。
この行動が、良かったのか悪かったかは分からない。
最低限いつものママとは崩せない壁を感じたかとは思う。
その後「うるせーわ!」と言ったり少し反発的な行動にも出ていた。
ただ、その後ママがやっていた国語ワークのコピーを「自分でやる!」と言ってやり始めたり、昼食時は、クラスメイトや松江塾C館下にできるコストコの話題でもちきりとなった。
ピーは車中やランチ時など普通に喋れば、朗らかなのだ。
しかしママが勉強に関する指示を出しただけで、「ザ・子供扱い」という状況だと本人が判断するようで、それが嫌がる状況になるという事に気がついた。
ところがこのおかげで、私からピーへの勉強系の指示系統は混乱し、全くもって成果に繋がらない、という状況にある事を認識した。
勉強への口出しが「子供扱い」として受け止められる状況の打開策は難しい。
反対に捉えてみる。
「子供扱い」がそこまで嫌だという事は、逆に「大人」としての扱いは彼への最高のシチュエーションになるはずだ、と。
実際、先日の3者面談で、あえて合唱祭の「有志合唱」の話題を振った。
彼が大活躍していたというリサーチ済みだったからだ。担任の先生は目を輝かせて
「そうなんです!ピー君!とっっても大活躍でしたー✨✨✨✨」
と褒めてもらった。私もすかさず、
「ピー、すごいね!!そうなんだ〜!!」とダブル褒め状態に。
こわばっていたピーの表情がみるみる緩み、最終的に緩みまくった(笑)
さっきまで、担任に向かって「授業がダルいです。」と真顔で言っていたピーが、
そのきっかけで、「川越高校行きます👍✨」などと謎の宣言をするまで、
頂点に行ってしまった💦
やはり、やはりだ。
彼を大人として扱う事。そして大人として褒める事。
これで彼は富士山を飛び越え、大気圏内突破し、宇宙まで調子に乗る。
このジャンプ力のエネルギーは活かさなくてはならない。
大人として対決し、彼のスペックが上がったらすかさず大人として褒めなければならない。
「良かったねーー✨✨すごいじゃん!頑張ったね❤️」
結果を出したら歯が浮くセリフも言おうと思った。
同じ目的に向かって戦略会議ができる仲間として共有しなければならない、と。
なので、勉強の指示もなるべく予め物理的なものを用意して、
「今日はこれね。」位で任せる事にした。
最終的に褒めるにせよ怒るにせよ、大人として扱われる事は本人にとって
悪くない事である点は自覚できた。
そして今回私は本気で、彼を論破した。
しかしまだまだ戦いは続きそうだ。
「なるべくピーの意見は聞くし、取り入れるよ。しかし親の庇護の元にある限り、残念ながらピーは親を否定する事はできない。でもピーが自立したら、今度こそ本気でガチンコしよう!」