中1高1松江塾【初代公認】ママブロガーレモネードの徒然記

松江塾中1男子・松江塾卒高1男子のママ、レモネードです。日々の記録や思ったこと感じたことを徒然記していきます。

【ピー、N病院で腰の精密検査】スポーツに命を懸ける事とは?

昨日は、松江塾がお休みだったので、

ピーの腰の精密検査にO先生に紹介してもらったさいたま市にあるN病院の整形外科に行ってきた。

N病院の整形外科にはスポーツに精通したドクターが何人もいらっしゃる。

 

精度の高い最先端のMRIとレントゲンで、ピーの腰の状態を診てもらった。

 

結果、ドクターはおっしゃった。

 

「骨に異常は全くありません。完全に治っていますね。とてもきれいです。成長に伴ってきれいにしっかり骨が形成しています。」

 

((((;゚Д゚)))))))えっ??

 

 

骨の方はくっついているとは近所の接骨院のレントゲンでも言われていたが、ここまで何ともない??

 

疑問に思った私は食い下がった。

 

「では、何で本人は痛いと感じているのでしょうか?」

「痛むのは筋肉です。筋肉のバランスが成長とともに悪くなっている事からです。まずは腹筋と背筋を鍛える事で、良くなりますよ。」

 

要するに慢性的な捻挫のようなものか??

 

「サッカーはしても大丈夫なのでしょうか?」

「問題ないです。できればリハビリ、通えないようでしたら自主トレで腹筋と背筋をしっかり鍛えながら、ボール蹴る位から徐々に初める形で良いと思います。」

 

 

「でもまた立てなくなるまで痛みが出たら、休まないといけませんよね??」

「はい。あまり痛む時は必ず休んでください。また疲労骨折を起こす可能性が出てきます。」

 

ひとまずはかなり安心した。ピーも安堵の表情で聞いていた。

安心はしたがこのままサッカー部でマネージャーを続けるかプレイヤーに戻るかはピーの判断に委ねる事にした。

 

筋なり筋肉なりが痛む時点で骨には異常なくとも筋肉はそれなりの損傷は受けているはずなのだから、また腰には自分の将来がかかっているとも言っても過言でないのだから。

 

サッカー部の顧問の先生はその点、柔軟な対応をしてくれる人なので、もし一歩進めるとしたらサッカー部のマネージャーを続けながら応援要請などのピンポイントで出場を検討してもらうか、パス練習のみから参加するか、、ピーがまた戻ると聞いたら喜んで受け入れてくれるように思う。

 

ただやはり決めるのはピーだ。

ピー本人がよく考えて答えを出さなくてはならない。

 

帰りの車でO先生のブログを思い出していた。

 

サッカーというスポーツは、痛い、怖い、疲れる、危険なスポーツに入る。ゆえにスポーツ保険料も高い。接触プレーがある以上ケガもあたりまえになる。逆にケガをしない選手に一流選手はいない。ただ、本当の一流選手は、選手生命を失うほどのケガはしない。

(中略)

恐怖、ケガをしても選手生命失わないスポーツは色々ある。残念ながらサッカーは、格闘技の一種に入る。ゆえに恐怖感、そしてケガはあり得る。それらを覚悟できない者は他のスポーツを進める。

 

サッカーというスポーツに無知だったが故、ピーに怪我を予防する対策が一切取れなかった自分を何度も悔やんできた。

 

ピーと帰宅中に話す。

おそらくピー位の筋肉の痛む状態でサッカーを続けているものは山のようにいる事。

 

そしてピーと同じチーム出身のニーと同学年の女の子が、先日日本代表の試合直前に怪我をしてしまって、出場ができなくなってしまった話。

 

以前応援していた全国高校サッカー選手権に出ていた昌平高校のディフェンダーの選手の話。

1軍〜5軍まであり、その中でトップチームに入り、さらにその中でJリーグのスカウト2〜3名に選ばれやっとレッズのトップチームに入ったと思っていた束の間、レッズの初めの試合で張り切って出場し、怪我をし、そのまま戦力外になってしまった選手の話。

 

サッカーって賭けだよね。頑張って限界まで頑張って命かけた人ほど駆逐される。理不尽すぎる世界だね。

 

なんだか思うものがあった。

病院の診察室にはサッカーなどのスポーツやってそうな体格のいい30代10代、そして腰を大事そうに歩く50代の筋肉マン達がそれなりにいた。

 

そうだね。

ピーが一言。

 

しかし勉強はどうだろう。勉強をやりすぎて駆逐される者など絶対に存在はしない。なんて安泰なルートだろう。

 

それに比べてどうだろう。サッカーに命かけてきた人は、サッカーしかして来なかったから、怪我で前線から排除された瞬間、真っ暗闇に落とされる。他に何ができるかって??何ができるんだよ!!

 

松江塾の保護者は、先を見通す視点を多くの方が持っているので、わざわざ我が子にプロ選手にほとんどなれないこのサッカールートで勉強を差し置いてそこまで頑張らせる事をしない人が多数だと思う。子供がどうしてもときかない限り。

 

でもその危険なルートだと知りながら、そこに命を賭けてきた人達に想いを馳せる瞬間が、ピーと私の中で帰宅中の車内にあった。

 

一体なんだろう?なぜそこまでしてサッカーをするのだろう

 

私の問いにピーは答えた。

それはサッカーが好きだという気持ちと、、男気だと思う。

 

そうか、それを男気というのか。

 

それが本当なら、たとえサッカーでダメになっても、誰よりも社会で力強く生きていけるはずだし、翔けるはずだ。

 

ピー、ひとまず今回の結果を受け止めて今後について考えてほしい。

よく考えて好きなように決めていいよ、と。

 

うん。

 

ピーは答えた。