10月なのにまだまだ半袖ですね。
ピーの国語のテスト範囲
「おとなになれなかった弟たちに…」
改めて読み、泣く。
この弟は一例で、戦時中に同じように亡くなった子が多くいる。
作者は大人になっても弟のミルクを飲んでしまった事を悔いている。
しかし食料がない状況で小学生の兄が弟のミルクを飲んだとて何も悪くない。
戦時下、生死に関わる状況で今ある常識では考えられない程人の価値観は変わる。
食い扶持のために子供を殺めざるを得ない親もいた。
子供を売らざるを得ない親もいた。
ギリギリの環境になったその人でないと分からない。
多数派になった世論に支配されれた国の環境に置かれてみないと分からない。
人の価値観は流動する。
後ろ指刺されてもそれを守る覚悟がない限り。
自分自身の幸せを放り出してもそれを守る覚悟がない限り。
その状況下では同じ事が起きている。
人は変われない。
その環境下にある限り、変わることは難しい。
彼らを責めることはできない。
批判するのであれば、その国の情勢を作った
もっと上層部の政治のあり方、思想に照準を向けるべきだ。
しかし彼らも変われない。
彼らの中の「正義」が変わらない限り変われない。