部活を頑張るニーとピー。
時にその両立と本人達の疲れや勉強の進み具合が良いのか心配になることも多い。
そんな時思い出す、家族のお話。
エリート人生父さん、ジー(私の父)と
元祖教育ママのその母、アーちゃん(私の祖母)について語りたい。
ジーは絵に描いたようなエリート人生かと思う。
→でっかい会社(大手町本社・定年+10年)
でっかい会社の名前は伏せるけどバリでかい。
そんな感じの人生。
そのジーを育てたアーちゃんは相当なかなりの教育ママだったらしい。
今でも語り継がれる様々な教育(?)伝説が残っている。
実際に私は、小学校3年〜中学生の時、アーちゃん&祖父と住んでいたが、
アーちゃんが「教育ママ」のように感じたことは、微塵もなかった。
質問した事はなんでも正確にきめ細かく教えてくれる優しいおばあちゃんだった。
しかしジーが語るアーちゃんの教育伝説があまりにインパクトがあり、時に子育て中の自分に、「自分はこれでいいのか?」という観念を呼び起こす。
その一説をご紹介しようと思う。
ジー少年とその弟(伯父さん)が小学校時代からアーちゃんは子供達の勉強をしっかり見てくれるお母さんだった。
ジー少年は晴れて桐朋中学に入学。彼にはやりたいことがあった。
野球部!
ジー少年は、テレビで野球を見て「僕もやりたい!」と思い、中学では思い切って入部したのだ。
しかし当時の野球部は1年生は球拾いが当たり前。ジー少年も一生懸命拾っていたらしい。
さらにジー少年は勉強はできても運動音痴。同じ1年生でもだんだん球拾いから野球に呼ばれていく子達も出てきた。
そんな時、いきなりお母さん(アーちゃん)が中学に現れた。
野球部監督と話をつけて、いきなりジー少年、野球部退部。
中学3年間の部活があるはずの時間をあーちゃんと自宅学習に取って替えられた。
ヒー😱!!
ジー少年、可哀想すぎる。球拾いでも野球をやりたかったのではないだろうか?
私はそんな思いに駆られた。
しかしジーは、その時の思い出をポジティブに語る。
僕は幼くて日本は学歴社会だって当時は気が付かなかったんだよ。だからそこまでしてアーちゃんが教えてくれた。
やっぱり親もそこまでしなきゃ!
うそー😱!!
その後ジーは高校は部活(空手部)に入ってOKだったし、その時のアーちゃんの行動をむしろ良かったという。それがなかったら中学時代多くの時間を勉強の方向へ向けなかった(刺さる💦)そうだ。
私は今まさにアーちゃんのその時の年齢や同じ環境(男の子二人のママ)になったが、
アーちゃんのその時の行動がいまだに脳裏をよぎる。ゴーマジ先生の中1向けの話を聞くたびに顔を出す。
せめて子供に相談はした方が良かったかと思うが、正しい側面もあった(ジー少年は明らかに野球向きでなかった・理不尽な部活だった・勉強すべき大事な時期に意味のない時間を無駄にするところだった)事も認めざるを得ない部分もある。
でもでも少年の頃のジーよ!
教えて欲しい。
本当はあの時、野球を続けたかったのではないかな?
残念な気持ちになっていなかったかな?
その気持ちがある限り、私にはできない。
ジーは良いお父さんで、アーちゃんも本当に良いお婆ちゃんだった。
だからこそ、この時の逸話が時に脳裏に食いついて離れない。