ピーが解いている理系の「チャレンジ問題」。
ピーの合格率はイマイチだ。
なので、今日は「チャレンジ問題、ママと一緒に解こう!」の日。
そして、問題を見る。
齋藤先生がおっしゃっているように、想像力と読解力も必要とする問題だ。
たまにAKRさんやごーまじさんが出てきて面白い問題になっている。
小学校の頃私が通っていた塾はテキストはこのチャレンジ問題だけで成り立っているような内容だった。(中学受験特化型とでも言うべき塾)
このチャレンジ問題すら簡単な方とも捉えられるレベルの問題ばかりで、小学生だった私は「はあ?」みたいな状況に何度も出会した。
国語の読解問題も難解だった。「ふつー読まないだろっ」と思える文学(西田幾多郎)や哲学(柄谷行人)や批評(小林秀雄)なども普通に出てきた。
応用問題に慣れると何が起こるのか?
中学の北辰テストなどは難しいと感じることはなくなるのかもしれないが、基礎をしっかりやって「定着する」感覚とは全く違うように思う。もしかしたら上辺だけの知識と言えるかもしれない。
松江塾に入り、ピーがこれでもか!って程にとことん基礎をやる事でどんな化学反応が起こるのか、ひそかに観察していた。
基礎を身体レベルまで定着する事によって応用問題にも対応できる強い武器を手にする事ができる!と気がついた。
そして私は大学受験の頃、基礎を勉強する事の重要性に気づく機会を得た経験がある。
大学といっても美術大学志望だったので、私立高校(普通科)に通いながら美術予備校に通っていた。当時は多浪生と共に現役生(高校生)もデッサンや油彩(油絵)の練習をしていた。その後、夜21時頃になると別棟で1時間程国語と英語と小論文の指導を受けた。
美大受験の学科指導は多浪生に足並みを合わせていることもあり、めちゃくちゃ簡単だった。
「こんな簡単なプリントやる意味ある?」と当時は思っていた。でも今考えれば基礎をとことんやっていた事になる。それでも実技と比較すると学科はおまけ扱いだった。
美術予備校の方が終電帰りも多々あったので、高校の方の勉強が危ぶまれるだろうと思っていたところ、私立高校の方で成績が上昇した。
周りの子と比較してもほとんど勉強する時間がなかったのに、美大受験まで高校で1〜5番まで成績が上がった。
今思うと、「簡単!」と思っていたあの基礎プリント、そして私の小論文を「冗長!」と嗜み、面白い帽子を被った多浪生の論文を褒めちぎっていた先生のあの小論文指導がものすごい爆撃力になる事を認識した。
またほとんどの時間常に手先を動かす実技の勉強だった影響もあるかも分からないけど、当時の定期テストは自分流の勉強法を編み出したりして、勉強も「モノ」的に創る感覚でいたような気がする。
このように考えると運動や絵画などの芸術、勉強はつながっているのかな、と感じる。
とにかく「基礎の爆撃力」がどれほどなのかは私はまだよく分からないのだけど、真島先生や斎藤先生のブログに、またおぷちゃの先生や先輩ママさんのお話にもヒントがたくさんあるだろうし、私ももっと知りたい!と思う。