コロナ前は保護者対象の講座などが多く開催されてたピーの通う小学校。
だんだんコロナ前のように受講できる講座が増えつつあった。
そこで目に留まった講座。
「ストレスコーピング」
スクールカウンセラーで公認心理士の先生が子供だけでなく親の心の状態や普段のストレスに目を向けて、日々をよりよく過ごすヒントを教えてくれるような内容だった。
なんやかんやピーも卒業。
卒業前にちょっくら出席してみてもいいかな?と思い、思い切って小学校まで自転車を走らせた。
小学校の多目的室でスライドを活用し、先生の子育て経験談も交えながら和やかに日々の親子のストレスとの向き合い方についてお話がされた。
そしてあるタイミングで、
自身のストレスに向き合い、それを書き出してみましょう。
という提案がされた。
考えてみれば自分の中のストレスを普段言語化したり意識する事はあまりなかった。
席の近くにたまたま知り合いやママ友もおり、ワイワイガヤガヤおしゃべりしながら自分のストレスを言語化してみた。私はさらにランキングやパーセンテージを付け、より見える化してみた。
1位「ピーが学校生活ちゃんとやっているかという不安」85%
2位「ニーがちゃんと勉強しているかという不安」7%
3位「仕事のプレッシャー」3%
3位「掃除をしてない苛立ち」3%
4位「その他の家事」2%
うん。わかった。日々自分の頭の中の大半を占めているもの。さらに自分を突き動かしているもの。何だか見えてきた。脳のレントゲンを撮ったような感じ。
ピー、お前だったのか。
ピーが「授業参観に来ないでくれ!」というのも母親である私からの得も言われぬプレッシャーがダダ漏れしていたのかもしれない。
ピーは学校で特に問題行動を起こしている訳でもないし、学校生活をワイワイ友達と楽しんでいる。運動系の競技に躍起になって先生に諭される事はあるが、学校によくいる普通の男子だ。
でも何だか不安なんだよね。なんでだろう。尾崎豊のようなおぼつかなさがあるというかなんというか。
うまく説明できない。脳内85%も占めているというのに。確かに過去にはピーは色々あったことは確かだ。
おそらくピーの問題ではなく、ピーの学校生活を気にし過ぎている自分の問題である事が見えてきた。
しかし「仕事のプレッシャー」のなさよ。「掃除してない苛立ち」と同格で3%とは情けない。まあストレスなくやれているという事で、まあ良しとしよう。
両隣のお母さんはもっともっとシビアだった。義父母さんと同居と介護のあれこれで心身ともに疲れていらっしゃったり、もう一方のママ友さんは実の父母さんに障害があり、常に手足となる日々といった内容などが出てきた。後から後からデトックスのようにストレスを吐きまくるママさん達。普段は朗らかに見えるママさんも色々事情を抱えている事を知った。
そしてスクールカウンセラーの先生は続けた。
今度は今までで良かった、あなたならではのストレス解消を書き出してみましょう。
ママ友さんは誰にも気にされない夜の時間、24時間営業のマッサージ店でしっかりマッサージしてもらう事が最高のストレス解消らしい。もう一方のママさんは「ストレス解消?なんだろう??普段忙しすぎて全く思い浮かばない!」という様子だった。
私が思う限り今までで一番ストレス解消になった一番最近の出来事は、
コロナ前位に、夜の渋谷のライブハウスにフランスのバンド(推し)を見にいった事だ!
この推しバンドは、マイナーなので普段周りに同じファンは残念ながらいない💦
音楽好きにはまあまあ知られているので、「あっあのバンドが好きなのね!」と言われるが、その人自身が好きな確率はほぼほぼない。
たまーに来日する事があるが、川越で子育てしている母親にとっては夜遅い時間に渋谷にいる事自体とても敷居が高い。
しかしその日は頑張ってそのしがらみを振り切って、チャーの「たまには息抜きしてきなよ」の言葉に甘え、子供を預け、ライブハウスに辿り着いた。
そしてそこにいる人達を見て
みんな〇〇ファンなのだ✨
という得もしれぬ感動に包まれた。もはやファンというだけで友達確定レベルだ。
世代も近く40代位が主流?それに何だかみんなオシャレな感じ。奇抜なオシャレではなく、ハイブランドな感じでもなく、そこはかとなく内側からオシャレな感じ??
そしてみんな笑顔で穏やかに音楽を聴く。
内容はポップな感じの音楽なんだけどね。
ライブも終わり、さあこれから買ったCDにサインしてもらったり握手会もある!という時、
スマホの時計にハッとなった。
終電を逃す事だけはありえない!
今度はいつ会えるやらのバンドメンバー達だったが、
ライブハウスを後にして急いで駅に走った。
結局最後は後ろ髪引かれる出来事だったにもかかわらず、
MAXレベルでストレスが消えた✨
その時子供2人を見てくれて「行ってきていいよ」と言ってくれたチャーに感謝しかない✨
その経験を思い出し、一つ仮定してみた。
普段在宅ワークであることもあり、常に川越の自宅に居続けている事が、自分でも知らないうちにストレスとなっていて
自分の住む場所から離れた場所に行くほどストレス解消する法則があるのではないだろうか?
とくかくこの2週間前の受講からたまに気になる展覧会など電車でなくても車でも積極的に遠出してみようというフットワークの軽さやポジティブな心情を得ることができた。
言語化することで気づきを得ることができた一例として記しておこうと思う!