受験生のニー。
内申は上がったが、北辰の偏差値が上がらず。
親としては苦しい状況だ。
正直、もっともっとブログに受験期ならではの情報を流そうと思った。
思っていた。
しかし、
親(正直私には)にそんな心の余裕はなかった。
中2の終わりに入塾したニー。
それまでサッカーしかしていなかった。
基礎らしきものは構築されないまま、受験生となった。
土台がないまま城を建ては崩れ、
そして土台がないまま構築する。
ここにきてニーは土台の重要性に気がつき、朧げながら基礎固めらしきものを
土台上の城と共に構築し始めた。
左官屋と建築の匠を同時進行するニー。
正直、私、どこかでオロオロしてる。多分。
常に先手を打たれる親御さんとは正反対の我が家。
追い込まれて土壇場で動く。
お互い受験は未経験だが、
よくわからん、ない知恵を振り絞って、ひたすら暗中模索しながら、
頼りない親がために、本人の勘を頼りに真島先生や斎藤先生に時にお伺いをたてながら動くニー。
しかしニーは前向きだ。
ウルトラネガティブな親によくこんなにポジティブな人が生まれたものだと思う。
そこで思い出した。
サッカーやっている関係から第一線で活躍しているサッカー選手の幼少期ってどんなかなー??って仕入れた本。
amazonのunlimited(定期便無料)だったから以前に気軽に気持ちで読んでみた。
長友選手や香川選手、川島選手など名だたる選手の幼少期のお話が親御さんや近所の方々、お友達の口からインタビューのような形式でてんこ盛りに語られる本。
とても面白かった。
そして思い出した選手の親御さんがいる。
ハーフナー・マイク選手とそのお父さんのやり取りだ。
マイク選手は、横浜Fマリノスやサガン鳥栖、ヴァンフォーレ甲府で活躍し、日本代表にも選ばれたフォワードの選手。
一時、横浜Fマリノスでレギュラーが取れず思い悩んでいたマイク選手。さらにはJ2のアビスパ福岡にレンタル移籍などあり、Fマリノスに戻っても試合に出る機会に恵まれなかった。
観衆の注目を浴びて活躍する選手のいる一方でスポーツ選手の控えや2軍選手ほど不安定な地位はないと思う。その不安は想像を絶する。
「僕、もうできない。」はじめて一度だけマイク選手が弱音を吐いた時、お父さん(元キーパーのサッカー選手)は言った。
「あきらめないよ、マイク。サッカーは楽しいよ。がんばって。絶対できるよ。」
お父さんは一貫している常に「あきらめない、絶対できるよ。がんばるよ。」「あきらめないで、がんばってよ。」を一貫している。
子供の頃から、サガン鳥栖に移籍しても、マイクに子供が産まれても。
マイクはその魔法の言葉で、本当に諦めない。そしてサガン鳥栖という場で活躍でき、日本代表として戦った。きっと家族の存在は後ろにバックにとても大きく存在している。
このお父さんはすごいと思った。
私のように細かい事は言っていない。
「このワーク一周しかしてないよね?それって「定着」って言わないから。3周して定着だから。」とか「こうなったらもう英単語めちゃくちゃやるしかないでしょ。」とかそういうこと言わない。
たぶん心から息子を信じているのだと思う。
「どこかで疑っている?」自分の気持ちが炙り出される。
「諦めるなよ。ニー。絶対できるよ。」
これだけでいいのに。
私という親の元に生まれたがために絶壁の茨の道を歩かざるをえないニー。
スパルタ人生もいいとこ。
マイク選手のお父さんみたいに信じて応援できるようにママも頑張るよ。