中1高1松江塾【初代公認】ママブロガーレモネードの徒然記

松江塾中1男子・松江塾卒高1男子のママ、レモネードです。日々の記録や思ったこと感じたことを徒然記していきます。

忘れられない読書体験

 

こんばんは⭐️遅い時間の更新となりましたレモネードです。

 

真島先生の美味しく頂く国語の記事に触れて、

文章を読む事についてもっと深く考えたいと思った。

www.matsuejuku.com

 

 

私が小学生の頃はニーやピーより明らかにずっと文字に触れる機会が多かった。

なぜなら、一緒に住んでいた祖父と祖母がとても読書家だったからだ。

祖父は小説が多く、祖母の蔵書は哲学が多かった。

そして家には本棚が沢山横並びに置いてあって、

一番目に届きやすい場所にあった、

中央公論社「世界の名著」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%91%97



 

中央公論社「日本の名著」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%91%97

 

当時は小学生だったので、パラパラみるだけ。

正直に言うと、「日本の名著」より「世界の名著」の方がまだ読みやすかった。

日本の名著は古語が多かったので、よく分からなかったのだ。

 

 

このシリーズの特徴は、

脚注が多い。

嫌って程多いの。しかもものすごく正確な脚注や補足。

それをじっくりじっくり何度も読んでいると、

「本当の本体」が見えてくる。

 

 

だから、岩波文庫で同じ本を読んだ時は、

薄っぺらい〜😂

となりました。全く読んだ気がしなかった。

下手に口語体でわかりやすく(?)簡略化されているし。

どすこい!って感じがない。

本物を感じることができない。

 

 

 

それで小学生の頃は、芥川龍之介を読んでいて、ニーチェツァラトゥストラはかく語りき」という本について書いているのを見つけた。

 

あっこれ、ここにあるじゃん🎵

と思って手に取った「世界の名著」のニーチェ

小学生にしてニーチェ。これだけは頑張って全部読んだ。

ツァラトゥストラが色々な街へ赴き、ちょっと偉そうに格言を残して次の街へ。

崇高な、若干道化のような、エネルギーにみなぎっている超人ツァラトゥストラ

何とも不思議な読書体験。

 

 

この哲学書の危険性を察知したのは中学生の時。

これ以上読んだらあかん!!

その頃には脚注に至るまで何度も読んでいた。

時にナチスなどの右翼も動かす、左翼にも影響を与える世界の名著は、

それだけの威力のある書物は、

同時にとても取扱注意!である事、を悟った。

なぜなら、自分は同級生に対して、ちょっと偉そうな態度を取るようになっていたのだ。

 

 

そしてその時始まった中2病は今にも至る💧

子供より中2病ってどういう事よ!?