中1高1松江塾【初代公認】ママブロガーレモネードの徒然記

松江塾中1男子・松江塾卒高1男子のママ、レモネードです。日々の記録や思ったこと感じたことを徒然記していきます。

読解の怪

皆さん、こんにちは!

奇跡的に第4投稿まで至りました。

もう(!)ネタが尽きてきたのでニーやピーの事だけでなく、

普段自分が感じた事や思った事を徒然記していこうと思います☺️

 

ピーは先日のランキングテスト前に読解問題を特にやりました。

4教科(国語・英語・算数・数学)の中で、読解が特に苦手である事は以前から分かっていました。

ピーが「ここ分からないから教えて。」と言ってきた問題。

主人公の心情を1〜4の中から選べと。「これは、3でしょ。」「違うみたい。」

普通に間違えた自分。

 

突如蘇った小学校時代の苦い記憶。

そうそれは、「読解0点/10問」事件だ。

当時小6。小5の時に◯田◯塾という竹刀持った先生や日の丸はちまきした生徒で有名な塾に無理くりねじ込まれていた。

読解問題には思いつくだけで西田幾太郎さんや小林秀雄さん、上野千鶴子さんなどコアな文章が見かけられた。

事件を起こしたのは、主人公の心情に沿って答える系のストーリー性の高い比較的優しいと言われる問題だった。

「全問ミス」

ここまで鮮やかなのは初めてだった。

よくよく読み返してみると

「全く違った物語を読んでいた事」に気づいた。

まずサブキャラ「たけし」が主人公だと思っていた。カテゴリーはリアリティ強めの文学だが、「ファンタジー」(SF?空想の世界)だと思っていた。「たけし」が主人公だと思って彼に寄り添っていたので、サブキャラ「道子」(本物の主人公)の心情を考える事に一苦労。それでも妙に自信があった解答。

 

でも考えてみればそう読めなくもないし、ある意味人によっては全く別の読み方もあるかもしれない。これが出題者の意図なら相当なひっかけ問題だ。

 

でもいまだに私は分からない。

「質問3

下線部Aの時、道子はたけしに対してどのような心情を抱きましたか?あてはまるものを答えなさい。」

1.たけしに行ってほしくないとひたすら悲しい気持ち

2.たけしが何で勝手に行くんだと腹立たしい気持ち

3.たけしに新天地でがんばってほしいと応援する気持ち

4.たけしを見送りできるうきうきした楽しい気持ち

↑これ系の問題は読解をやっている人なら文章読まなくても「3でしょ(笑)」と思う。

でも当時あべこべの読み方をした小学生は、道子が純粋に「がんばってほしいと応援する気持ち」でい続けられるはずがないと思った。道子だって例えたけしが旅立つとしても、時に怒るだろうしうきうきして楽しくなってしまうだろうと。今思い返せば穿った見方かもしれない。

しかしここに怪が存在した。

「質問3

下線部Aの時、道子はたけしに対してどのような心情を抱きましたか?適当なものを答えなさい。」

「あてはまるもの」ではなく「適当なもの」だった。道子が時に怒っても楽しくても悲しくてもそういう事がある事は認めるが、統計学的に一般的に道子はどの気持ちが占めているのよ。

という解答を導き出さなければならなかった。

 

でもね、道子の気持ちは道子にしか分からないはず。いやあるいは道子自身も分かっているのかどうか。作者や出題者がいかに推測したところで恣意的にならざるを得ない。

 

ニーに相談した。「読解は難しいよねー!」と。

返ってきた答えは、

「そういうもんだ」

「読解の常識で考えなきゃダメなんだよ」

「出題者の意図も考えないとね」

「読解のルールみたいのってあるよね。」

大人〜!なんだか常識的〜

作者の意図だけでなく出題者の意図まで考えなきゃならないとは。

真島先生がおっしゃっていた「コミュ力」の大事さを痛感。

そんな出来事でした〜🖐️💦